パチンコ攻略理論〜悪徳ホールの不正の手口

悪徳ホールの不正の手口とは?

ホール側が行うもっとも一般的な不正の手口は、裏ロム、遠隔操作です。
これらの不正を行っているホールは実際に存在し、摘発された例も少なからずあります。

では、なぜホールは不正をしなければいけないのか?

まず第一に、競争の激化があげられます。

ホール側からすれば、当然、他の店との差別化を図りたいという気持ちがあります。

「あの店はよく出している」という評判が欲しいのは当然のことですし、新規の客に対しては勝たせて常連になってもらいたいと思うのも当然のことでしょう。

そして、ライバルのホールが不正をして出玉を多く出しているように見せれば、近隣のホールも負けじと不正に走らざるを得なくなります。

そして次に、収支の操作が思い通りにできるという理由があります。

最近では、入力1つで収支が思い通りに設定できる最新のホール・システムが導入されていることが想像されますので、こういった不正を行うホールも少ないとは思います。

しかし、少し前までは、ホール側の思うように収支が安定せず、純正の台ではホール側は収支が読みにくいという問題がありました。

例えば、イベントの日などには出玉を多くしなければ客が飛んでしまうし、決算月には出玉を少なくして利益を出すなどの調整をしなければなりませんでした。

不正を行うことによって、ホールは安定した経営を行うことができるというメリットがあったのです。

これらの不正によって、実際に摘発されたホールというのは確かにあるのですが、これらは氷山の一角にすぎないと見ていいでしょう。

なぜなら、パチンコ業界はその業界自体が様々な利害関係の上に成り立っており、摘発されにくい構造になっているからです。

それでは、実際にホールが行う不正の手口について説明します。


裏ロムについて

パチンコ台の裏側には数多くの基盤が組み込まれているのですが、その中の「ロム」と言われるものが、大当たりの抽選などをコントロールしています。
この正規のロムを裏ロムに交換し、大当たり確率や出玉率を調整します。

これは俗に「Bモノ」と呼ばれていて、その導入率は全体の20%くらいだと言われています。
ただし、パチスロにいたっては全店の50%がBモノを導入していると言われているのですから凄い話です。

"ウラ屋"(組み上がった裏基盤をホールなどに流し、技術指導する人間)の話によれば、こういった裏ロムを製造というか、偽造する業者は全国に3〜4グループあるといいます。

以下、『パチンコ30兆円の闇』(溝口敦著 講談社)より引用

設定メニューには、次のようなものがある。

  • 通常大当たり確率設定
  • 確変絵柄突入設定
  • 確変絵柄継続設定
  • 連チャン設定
  • 連チャン合格時確変絵柄突入設定
  • 連チャン合格時回転数幅設定
  • 天井回数設定
  • モーニング設定
  • イブニングA設定
  • イブニングAイベント設定
  • イブニングB設定
  • イブニングBイベント設定

たとえばマニュアルによれば、通常大当たり確率の設定には0〜6までの設定値がある。
設定値はメイン保留ランプと小デジ保留ランプの合計点灯数で表示されるとあり、0=317分の1、1=359分の1、2=401分の1、3=443分の1、5=521分の1、6=563分の1の確率になると記している。
設定0にして確変・連チャンに入りやすくすれば大量出玉となるし、設定6にしてその反対にすれば客を深みにはめて搾り取ることもできる。
モーニング、イブニングなどはタイマー機能で、その時間まで指定できるのである。

引用元:『パチンコ30兆円の闇』(溝口敦著 講談社)

つまりホール側は、大連チャンも大ハマリも自由自在というわけです。

これらの裏モノ基盤の1台あたりの値段は、ホールへの設置料込みで平均15万円〜20万円だといいます。
決して安い買い物ではありません。

しかしホール側からすれば、客寄せや裏金作りのためにもなるのだから、それでも安い買い物なのかもしれませんが・・・。

また、こういった裏ロムの入った裏基盤は、表向きは全く正規のものと見分けがつかないほど巧妙に偽造されています。
よくできたものであれば、テスター(照合端子検査装置)で調べたとしても、裏と分からないように細工してあるといいます。

現実問題として、警察とホールの癒着は構造化し、ホール側がパチンコ台に不正ロムを取り付けても、チェック、摘発する能力を持たないのが現状です。
地域によっては、1人で数十件のホールを担当する上、台の入れ替えが激しく、検査に手が回らないのが実情なのです。


遠隔操作とホルコンについて

ホール側が遠隔操作を取り入れているケースも少なからずあり、実際に警察が摘発した例も多くあります。

  • 京都福知山市内のパチンコ経営者の統括営業部長と、系列店の店長が遠隔操作の疑いで逮捕。店内のパチンコ台360台の内、90台を裏ロムに交換した上、ノートパソコンからインターネットを通じて遠隔操作し、1日数回の出玉調整を行っていた。

  • 神奈川県横浜市のパチンコ店「ボナンザ」の役員ら2人が遠隔操作で逮捕。「サクラ」や負けが込んだ常連客に大当たりを出すなどをしていた。

  • 茨城県水戸市の「ダイガクコーポレーション」社長と、土浦市の同社専務らが遠隔操作でパチンコ台の出玉やパチスロ機のメダルの出方を調整していたとして逮捕。

他にも数え上げればきりがないのですが、こういった摘発例は、氷山の一角にすぎません。
たまたま通報者がいたのと、県警が業者とあまり癒着していなかったから摘発できたにすぎないわけで、業者との癒着が激しいと見られる他の県警では、とても摘発することなど出来ないでしょう。

ちなみに遠隔操作はホールの「トップ・シークレット」であり、その操作は社長や幹部クラスの人間が直々に行うことになりますので、店の従業員もそのことは知りません。

そして遠隔装置にも高いものから安いものまでランクがあり、よく出来た高額な遠隔装置だと余計なものはいっさい取り付ける必要が無く、設置したことは店の従業員はもちろん、所轄所の生活安全課や業界の調査係にも分からないと言います。

たとえ遠隔操作が行われていないホールであっても、現在のパチンコホールでは、ほとんど全ての店舗においてコンピュータによる管理システムが導入されていると思われます。

さらには、パチンコ店によっては「顔認証システム」によって顧客を管理しているところまであると言われています。
顧客の顔をキーとして管理し、貸出や預入等の個々のデータを記録できるらしいのです。

このように、現在のパチンコは完全に管理されています。
こういった現実を知らずにパチンコで遊ぶのは、大事なお金をドブに捨てるようなものだと思いませんか?

年々、その顧客管理や収支管理の方法が緻密化の一途を辿っていることを考えれば、パチンコ自体がコストの馬鹿高い、負けを前提とした割の合わないギャンブルだと言えるかもしれません。

はっきり言って、業界全体がこれほど情報を公開せず、客を管理する業界は他にはないでしょう。
パチンコは賭博ではなく遊技という建前ですが、ギャンブル性が著しく向上し、もはや遊技とは言えない領域にまで発展したパチンコ業界は、そろそろ本当のことを公開すべき時期に来ているのではないかと思うのですが・・・。


ジェットカウンターによる不正

パチンコ店が不正に儲ける方法はたくさんありますが、ジェットカウンターに細工をしているところもあるので、気を付けなければいけません。

ジェットカウンターとは計算機のことで、玉やメダルを流し込むと、瞬時にその数を数え、集計結果をレシートに印刷する機械のことです。

ジェットカウンターでの不正とは、一定以上の玉やメダルの個数を超えると、自動的に個数をカットするというものです。

このジェットカウンターの不正も、当然裏の業者がからんでいるのですが、ロムに書き込まれたプログラムを変えればいいだけなので、作業自体は簡単だといいます。
カット率はおおむね3%〜10%の間で設定できるようです。

最近ではパチンコホールも競争の激化や新台の頻繁な入れ替えなどで経営状態が苦しいホールが増えているので、経費を削ろうと思えば、いろいろと知恵を絞る必要があるのでしょう。

よく、大当たりを引いた時に、オープンチャッカーに全く玉が寄らないような釘調整をしている台を目にしますが、それが更にジェットカウンターで出玉を削られたらシャレになりませんね。